
今年度は、計画通りにいかないことが沢山です。
その中の一つが、降園時間です。
本来は、4月入園の年少児も、6月になると少しずつ
午後保育が始まっているのですが、今年は足並みがそろいません。

お母様のお仕事の関係で、4月1日より午後保育(1時頃からの降園で
少しずつ、時間を伸ばしていきました)を始めている子もいたり、
自粛要請があっている間はずっと入園を控え、6月になってから
登園を始めた子どもと、様々です。

幼稚園も、その一人ひとりの子どもに合わせて
降園時間を設定しています。

しかし、「もう帰る。ママに会いたい。」と言っていた子どもも、
お母さんの顔を見ると「帰らない、もっと遊ぶ。」が始まります。

どこまでそれを許してよいのか、どこまでがわがままなのか、
本当に『見極める』ということが必要になってきます。
試行錯誤しながらしているところです。

私たち大人は、自分で時間をみはからって
“もうそろそろ”と、きりを付けることが出来ます。

子どもの立場で考えると、“さあ次は○○して遊ぼう”と思っているときに
「帰りましょう」と言われるのです。

自分で考えて計画的にしようと思っているのに・・・・・。

“これで終わりにしよう”と、自分で終わりを決めることは
とても大切なことです。

「滑り台を3回したらおわりにしようね。」と
そろそろ帰るという頃に声をかけることを
お母様方にはお勧めしています。

繰り返す中で、“1回したから あと2回”と、自分で終わりの準備を
するということを体験していけるのです。