
3学期が始まり4週目が過ぎました。
元気に登園してくる子どもたちに
また今年も力をもらいながら、一人ひとりを
大事に過ごしていきたいと思います。

2学期にひよこで入園してきた子どもたちも
随分一人で出来る事が増えました。
3学期始めての日。ニコニコと準備を始めました。

「一人で出来る事がたくさんになって来たね。」と
声をかけ、次は○○、次は□□と
言葉で指示をしながら見ていました。

途中でん?ん?と首をかしげています。

手がとまりました。それでも言葉をかけるだけにしていた所、
近くにいた白のお兄さんが何も言わずに、
横に言って自分がしはじめました。
其れも隣の子どもを意識した動きをしているのです。

ゆっくり正確に丁寧にしています。
一つしてはちょっと手を止め
小さい子の顔を見守っています。

気付かなかった小さいお友だちは
ん?ん?とキョロキョロしています。
それでも自分のすることをゆっくりしているお兄さん。

それに気づいたひよこさんは
ニコッと笑ってお兄さんの手元を
ゆっくり見ながらしていきます。

もう大丈夫分かったという表情になるまで、
根気よく、せかすことなく ゆっくりとしたペースで
見守ってくれているのです。

マリアモンテッソーリの言葉 “教えながら教えさない”
出来ないからと言って咎めたりしないで、
子どもが分かったというまで丁寧に
教えなさいという意味なのです。

それを実践している子どもの様子に教えられる思いがして、
初心に帰られなければならないと改めて思ったことでした。

3学期にもなると子どもから学ぶことが多くなってきています。