人にとって一番心地よいのはお母さんのお腹の中のだそうです。産まれてきた時、まず子どもは眩しい光に不快感を。
音のうるささに不快感を。あんなに柔らかい肌着はガサガサしてとても痛いのだそうです。


この不快感と闘いながら子どもはそれを乗り越えて楽しさや喜びを勝ち取っていくのだそうです。


砂場で遊んでいるとちょっと置いたつもりのスコップが、気が付くとお友達に使われています。
「僕のがなくなった・・・」と涙が出る事も・・・


こういう体験を通して「貸して」「いいよ。どうぞ」を覚えてお友達と一緒にする楽しさを味わっていくのです。


年長の女の子同士のトラブルがありました。それはその子にとって悔しく悲しいことでした。


それがきっかけで、幼稚園行きたくないな。ひまわり(お預かり保育の事)したくないな。と涙の日が続きます。


ご両親は、ひまわりは子どもの心に沿ってしばらく休まされました。
幼稚園の先生は心に沿いながらもちょっとやってみようと励ますことをしました。


しばらくすると通常は４時ぐらいまでの利用ですが、３時前の利用にされました。そして３時３０分までの利用、そして４時までの利用と心に沿いながら、戻して行かれました。


辛い時には全部を受け入れるだけではなく、心に沿いながらも少しずつ頑張るところを示していくことで、
乗り越えて次の楽しさを見つけていくのです。


これから色々な体験をしながら楽しいことを沢山見つけられることを信じて。

１７日日曜日は父の日参観でした。
お父さんの代わりにおじいちゃん、お母さんが来てくださったご家庭もありました。


大好きなお父さんと一緒に登園して
「あそこがぼくのお部屋だよ、○○先生だよ」　
「お父さん、今からおしごと（教具を使った作業）するね」
笑顔の子ども達です。


お父さんと楽しくゲームもしました。
長いトンネルを抜けて「もう一回したいなあ」


お父さんはとっても力持ち。みんなお父さんにぶらさがって大喜び。


年長さんは1人ずつ言葉を添えて、お父さんにプレゼントを渡しました。


「お父さんいつも遊んでくださって有難うございます」
「家族の為におしごとをしてくださって有難うございます」

みんなお父さんやおじいちゃん、お母さんに日頃の感謝の気持ちを伝えられた様です。

先日講師の方をお招きして、食育についてのお話がありました。


お母さん方を１・２・３人のグループにわけてグループでの分かち合いもありました。
お水にお砂糖を入れてのジュース作りもありました。


こんなにお砂糖を入れているのかとびっくりするとともに、甘いと感じたものが一寸酸味を入れると飲みやすくなり、
色を付けるといつも見慣れている美味しそうなジュースになりました。


実際に実験しながらお母さま同士でワイワイ言いながら進めていかれる講演会は、
とても和気あいあいとした素敵なものでした。


あんなにお砂糖が入っていたなんてびっくり、もっと子どもの口に入るものの味付けには気を付けなければ・・・・。
子どもの口に入れる食品には買う時に原材料にも、もっと注意しなければ・・・。
などと具体的な言葉が聞かれました。


今 成長の時を過ごしている子ども達です。ちょっと大変だけれども心したいことが沢山あります。


講師の方の話の中で食品の事以外に言われて 心に残った事は生活習慣の事でした。
寝る・食べる事の重大さ。
何度も色々な所で言われ耳にする事ですが、本当に大事にしているのかなと改めて感じた所でした。


良質な睡眠をとる事には寝始める時刻もとても大事です。
今スーパーやコンビニは遅くまで開いていて、こんな時間に子どもがお母さんと買い物に・・・？
と思う事も度々ある時代ですが、寝る時間だけは大事にしてあげたいと願っています。


これからも子どもの生活リズムを大事に出来る様に手伝っていきたいです。

お母さん方は本当に忙しいですね。３人のお子さんのお母さんがいらっしゃいます。


年長児になって張り切っているのに忘れ物が続きます。とても小さなものです。


「箸を忘れました。貸してください。」大きな声で堂々と言います。
「コップを忘れました。貸してください。」「ハンカチ忘れました。貸してください。」
子ども達が使用するものは忘れても困らないように園に準備してあります。


忘れない事よりも、忘れた時にきちんと言葉で伝えられるという事を大事にしています。


それにしても毎日毎日忘れる事が多く、「○○忘れました。貸してください。」の声も段々小さくなってきました。
ご家庭に連絡して対策を考える事にしました。


今までは年長になったからとチェック表を作って自分で準備させていらしたのだそうですが、年長と言ってもまだ幼児。
一人でするのは難しいかもしれませんね。
チェックをもう一度お母さんも一緒に・・・だけど忘れ物は減りません。


努力されているのに・・・。お母さんに一言、「お母さんは忘れっぽいから、手伝って！って宣言したらいいよ。」


雨の日　傘のさし方が悪かったのか鞄がびしょ濡れ。鞄の中の物をロッカーの上に広げて乾かすことにしました。
出会う先生方一人一人に「僕が忘れてたら教えてね！」


すごい生活力です。たくましく育っていく子どもの姿に本当に嬉しく思います。

いよいよプール遊びが始まりました。


朝は雨が降っていたのですが、段々とおひさまが見えてきて
「やった、晴れたよ。プールに入れるよ」　と子ども達はウキウキ。
まず準備体操をみんなでします。


シャワーを浴びます。「楽しみだねー」


水に慣れる為、最初はとっても浅いプール。
「つめたいよー」


冷たくても水遊びが嬉しくてニコニコが止まらない子ども達でした。

今年も６月に入り 満３歳のひよこさんを迎えました。毎年６月から各クラス１名ずつを毎月募集します。


新年度、年少の中には、昨年からいた在園生(元ひよこ)と新入園児がいます。
元ひよこの年少児は毎月１クラスに１人しか入園しないので、ゆっくりしっかり関わってもらっていました。
その子ども達は今 自信にあふれています。


「赤さん(年少児の事)こっちへ来てください。」「○○しましょう」と言われてすぐに行動が出来ます。
そして立っているだけの赤さんを連れてきます。


自分のことも自分自身で考えて、手順よく出来るのです。「大きい赤さんだね」と言うとそれは嬉しそうです。


お家に帰ってからも「じぶんでする。だっておおきいあかさんだもん！」と言っているそうです。


お兄さんお姉さんが新入の赤さんを手伝っているのをちょっぴり羨ましそうに見ている時もありますが、
大きい赤さんという響きがとっても誇らしげです。


そんな姿を見ると、子どもは子どもによって育てられるとはよく言ったものだと思います。


一番吸収する力があると言われている年齢の時に、縦割り保育の環境から沢山のことを体験していくのです。


年齢が低いからこそ、自分のペースの歩みで、沢山のことを体験していくのですね。
それこそ生きる力の最も基本となる生活力を身に着けていきます。


大きい赤さんだからと誇らしげに宣言している子どもをまぶしく見ているこの頃です。